リン酸処理は建築物の外壁で利用されています


鉄製品の表面には必須!

鉄は硬い素材ですが、長年経過することによるサビや腐食は避けられません。それを防ぐためには鉄製品の表面に何らかの加工を行う必要がありますが、リン酸処理もその一つです。他の表面処理方法として溶融亜鉛メッキもありますが、この方法ですとギラギラした光沢が目立つことから、人目につきやすい屋外の建築物の加工にはリン酸処理のほうがよく使われています。外壁に塗料を塗ることもありますが、亜鉛メッキは塗料との密着性が悪いために剥離が起こりやすく、それを防ぐためにも塗装の前段階としてリン酸処理が行われることがあります。リン酸の結晶粒子は極小粒であることから摩擦係数、すべり耐力において優れていて、鉄製品の結合部にも処理が施されます。

見た目も美しくできますよ!

鉄を使った建築物は、そのままの状態ですと周りの構造物と比べて見た目に違和感を感じることがあります。それを防ぐために塗装がされることもありますが、リン酸処理を行えば塗装以上に落ち着いた独特の風合いを出すことも可能です。外装パネルに処理をすることで出せる高級感や重厚感以外にも、自然な仕上がりの質感を出すことに適していて、美観を高める方法としてもよく使われています。年月が経てば経つほど色あせるのではなく逆に色合いが落ち着いてきて、周辺の外観と調和ようになり、その美しさはいつまでも保たれます。比較的コストも安く、メンテナンスする必要もないことからも建造物のパネル処理によく使われている方法です。

鉄製品の表面にほどこされるリン酸処理には、腐食予防効果、防錆効果、焼付予防効果、軽度のバリ除去が期待できます。

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